ゲット・アウト
天気も悪いことが多いし、
腰は痛いしで、
家で映画鑑賞することが増えました。
という訳で、アマゾンプライムで、いつもなら選ばない映画を観ようと映画公開時から気になっていた「ゲット・アウト」を観ることに。
歌のベストテン世代としては、
ゲット・アウトって「ゲラッ」ていう例のアレと同じかなって思っていたのですが。あれはget upなのですね。
すいません。どうでもいいですよね。
映画ですけどね。公開時、コメディ俳優の初監督作品がホラーで、低予算映画だっていうのが気になっていたんですけど。
「ホラー」って言葉に食指が動かず見逃していたの。
だって、怖いの苦手だし。
お話はこう。
ニューヨークに住む黒人青年クリスには、付き合って5ヶ月になる白人の彼女ローズがいるんです。
ある日、クリスはローズの実家に遊びに行くことに。
ローズはクリスが初めての黒人の彼氏だというが、両親には彼氏が黒人であることは特に伝えていないようです。
「父はオバマ大統領を支持していて3期目があったらオバマに入れてたわよ」
人種差別なんてしないから大丈夫だと安心させようとするローズですが、クリスには、若干不安もある模様。
一方、親友ロッドからは「白人の家に行ったって、ろくなことにならねぇぞ」と言われるクリス。
でも結局はローズの車で、彼女の実家へ行くのです。
私は最初、これは南部の人種差別がキツイ地方で、クリスが一見歓迎されるも白人社会で阻害され追い詰められていくお話なのかと思っていたのだけど、どうしてどうして。予想の斜め上をいくビックリの展開だったわー。話の作り方がすごく緻密で。
もう一度見返すと、「あ、これがあの伏線に・・・」と、思うんですよね。
そして、シリアスと笑いのバランスが絶妙で、笑いパート担当の、非リア充なクリスの親友、ロッド役の役者さんがめっちゃいい味出してました。
日頃、ホラーは観ないんだけど、これ本当に面白い。
お金を出せばいいものは作れるけれど。
アイデア次第でまだまだ低予算でも面白いことできるんだなぁと実感しましたです。
そういえば最近、日本でも低予算映画「カメラを止めるな」がヒットしましたね。