マンガはいつまで「ポップ」なの?
どうも。年末に松阪牛を当てたので調子づき↓
年末ジャンボを買ったけど300円にしかならなかったドジ山です。
そううまくはいかないもんですね。
先週の仕事初めの一週間は、なんか長かったなー。
この3連休は、夏のコミケに向けてネタ探し。
バンデシネ(バンド・デシネと日本では言うけれど、私はバンデシネと言いたい)をテーマにしたいと考えていたところ、
バンデシネの翻訳などされている原正人さんのツイートで、
船の科学館の近くにある東京国際交流館で、興味深いイベントがあるのを知り、
行ってみたのです。
1月13日(日)に東京国際交流館で「ポップ・テクストの力―日本文化の対話的発展に向けて」という国際シンポが行われるとのこと。朝早いので間に合うか心配だけど、午前中の「ポップ・テクストのグローカリゼーション―日本と世界のマンガをめぐって」を聞きに行く予定。https://t.co/BuunVE9SM9 pic.twitter.com/tEb6sZSV1Q
— 原正人(バンド・デシネ翻訳) (@MasatoHARA) 2019年1月9日
東京国際交流館って、外国人留学生が住んでる団地みたいなのね。
でも、すごく人の気配がない。人工的につくられた廃墟っぽさがある。
あまりにも人が少ないので、 ホントにここであるのかしら?
と、不安に思いながら会場へ。
筑波大学の社会科学系の先生がメインみたい。
アルジェリアでの日本式マンガの受け入れられ方が、興味深かった。
フランスでは日本のアニメが「文化侵略」と恐れて
バッシングされたのとは異なり、
どうもアルジェリアの人たちにとっては、
日本式マンガの表現がフィットしたみたいね。
一概に「フランス語圏」でひとくくりできないのね、と思いました。カミュの異邦人のバンデシネも読んでみたい。
あと、「ハイカルチャー」と「ポップカルチャー」という区切りも、要は、ハイカルチャーって貴族的な文化なのでしょ?
カルチャーに上下はないのだと思うけど、やっぱその言い方とかも気になる。
そして映画でもアニメでもマンガでも、なんでもそうだけど、
それがよその国でどう読まれているかを知るということは、
その国の社会の仕組みとか、成り立ちとか、
国民性とか、バックグラウンドの歴史とは、
切っても切り離せないので、
結局歴史とか法律とか知らないとだなぁ、と思いました。
勉強することたくさんあるね。
あと、登壇者の一人で漫画家の真崎春望さんが
商品だけ、コンテンツだけ送るのはビジネスだけど、
人が行くと文化交流が生まれると言っていたのも印象的でした。