バカ夫婦

東京の片隅に暮らすアラフィフ子無し夫婦(ハゲとドジ)のどうでもいい話

マンガはいつまで「ポップ」なの?

どうも。年末に松阪牛を当てたので調子づき↓

petiteleph.hatenablog.com

年末ジャンボを買ったけど300円にしかならなかったドジ山です。

そううまくはいかないもんですね。

 

先週の仕事初めの一週間は、なんか長かったなー。

この3連休は、夏のコミケに向けてネタ探し。

バンデシネ(バンド・デシネと日本では言うけれど、私はバンデシネと言いたい)をテーマにしたいと考えていたところ、

バンデシネの翻訳などされている原正人さんのツイートで、

 船の科学館の近くにある東京国際交流館で、興味深いイベントがあるのを知り、

行ってみたのです。

 

東京国際交流館って、外国人留学生が住んでる団地みたいなのね。

でも、すごく人の気配がない。人工的につくられた廃墟っぽさがある。

あまりにも人が少ないので、 ホントにここであるのかしら?

と、不安に思いながら会場へ。

筑波大学の社会科学系の先生がメインみたい。

f:id:petiteleph:20190113144957j:plain

 

アルジェリアでの日本式マンガの受け入れられ方が、興味深かった。

フランスでは日本のアニメが「文化侵略」と恐れて

バッシングされたのとは異なり、

どうもアルジェリアの人たちにとっては、

西欧風帝国主義へのレジスタンスとして、

日本式マンガの表現がフィットしたみたいね。

 

一概に「フランス語圏」でひとくくりできないのね、と思いました。カミュの異邦人のバンデシネも読んでみたい。

 

あと、「ハイカルチャー」と「ポップカルチャー」という区切りも、要は、ハイカルチャーって貴族的な文化なのでしょ?

カルチャーに上下はないのだと思うけど、やっぱその言い方とかも気になる。

 

そして映画でもアニメでもマンガでも、なんでもそうだけど、

それがよその国でどう読まれているかを知るということは、

その国の社会の仕組みとか、成り立ちとか、

国民性とか、バックグラウンドの歴史とは、

切っても切り離せないので、

結局歴史とか法律とか知らないとだなぁ、と思いました。

勉強することたくさんあるね。

 

あと、登壇者の一人で漫画家の真崎春望さんが

商品だけ、コンテンツだけ送るのはビジネスだけど、

人が行くと文化交流が生まれると言っていたのも印象的でした。