パリに住む奇妙な小鳥たち。
12日の木曜日、アンスティテュフランセでエリーズ・ジラール監督の新作「静かなふたり」の試写会がありました‼
エリーズ・ジラール監督トーク付き『静かなふたり』特別先行試写会
アンスティテュフランセの会員もしくはシネマカードを持っている人が対象。
最近、プロモーションがらみの一般向け試写会が多いので、そして、突然情報がアップされるので、マメにサイトをチェックしております。
タダなのに❗
ありがとうアンスティテュフランセ。
フランス語の原題はDrôles d’oiseaux「奇妙な小鳥たち」みたいな意味。
トゥールからパリに出てきた主人公マヴィ(ちょっとかわった娘)が、謎めいた初老の古書店主に惹かれながら、人生を踏み出していくお話。
マヴィがパリのあちこちを徘徊するので、パリに無性に行きたくなりました。
監督のトークショーで聞き手の坂本安美さんが「孤独は映画と仲良し」と、この映画の感想をまず、ズバッと端的に、でも詩的に、言い表していて、ハッとしました。
ロメールとか、あるいはジャームッシュとか、その手の映画を宝物と思える人は、きっと好きな作品だと思う。
フランスの人は、孤独とも友達になれるんだな。
そして、昼間の徘徊を、夜、ノートにしたためる。それは「私」が「自分」と向き合い、「彼」と出会う時間なのかな。
なんかこう、映画のたたずまいが、昔のヌーヴェルバーグの映画を思わせ、
マヴィ役のロリータ・シャマも、お母さんのイザベル・ユペールに似ているなーと思うところもあるし、眼を持っていて、すごーく雰囲気がある❗
音楽がベルトラン・ブルガラってうのも、いいね。
エリーズ・ジラールの前作「ベルヴィル・トーキョー」も好き❗